19 2月 2016
米国ストラテジア製薬: 富士フィルムの抗がん剤「FF-10502」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始
ボストン(ビジネスワイヤー) – ストラテジア製薬は、 富士フイルムの子会社 FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、進行性固形がんとリンパ腫の患者さんを対象とした抗がん剤「FF-10502」の第1相臨床試験を米国にて開始しました。この臨床試験は、ヤンク医師(Filip Janku, MD)とファルチョック医師 (Gerald Falchook, MD) が共同治験責任医師となり、実施されています。ヤンク医師は、テキサス州ヒューストン市にあるテキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)の治験薬学部の助教授として活躍されており、ファルチョック医師は、コロラド州デンバー市にあるサラ・キャノン研究所で医薬研究開発プログラムのディレクターとして活躍されています。ヤンク医師とファルチョック医師は、がん新薬に関する早期臨床研究の専門医師です。
FF-10502は、DNAの合成を阻害する代謝拮抗剤である抗がん剤です。これまでの前臨床研究では、進行性卵巣がん、転移性乳がん、進行性および転移性肺がんと膵臓がんに一般的に使用される抗がん剤であるゲムシタビン治療(GC治療)耐性の腫瘍に対しての活性が確認されています。
「FPHUとのコラボレーションをとても光栄に思っています。この臨床研究は、進行性固形がんとリンパ腫においてとても重要な臨床試験です。」と、ファルチョック医師は語っています。
「この薬は、従来の化学療法では効果がなかったがんの患者さん達にとり、別の治療法となりえます。私たちの機関でこの研究をさらに進められることを嬉しく思っております。」
「ストラテジア製薬は、このような権威のある治験責任医師と機関にて、FPHUの薬剤にとり重要なこの臨床試験を開始することを光栄に思います。」 と、ストラテジア製薬の最高医務責任者であるトーマス・マイヤーズ医師は言っています。「FF-10502は、有効な治療が求められるゲムシタビン耐性の癌に対する活性を示しており、現在、私たちは臨床の場でこの新被験薬を患者さん達への投与を進めています。」
ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。
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