ストラテジア製薬: SOLA Biosciences (ソラ・バイオ)をスピンアウト ー TapBoost®技術の商業化を目指す ー

ストラテジア製薬: SOLA Biosciences (ソラ・バイオ)をスピンアウト ー TapBoost®技術の商業化を目指す ー

ボストン(ビジネスワイヤー) – ストラテジア製薬は、最初のスピンアウト会社、SOLA Biosciences LLC (ソラ・バイオ)をボストンに設立しました。ソラ・バイオは 、世界中の様々な製薬会社と研究者に、TapBoost®技術のライセンスとその技術を駆使したタンパク質等を提供します。

ストラテジア製薬は、 それぞれの新治療薬開発プロジェクトのための最適なグローバル少数精鋭チームを結成し、プロジェクト戦略および計画デザイン、そして、その実施とマネージメントを行い、この先駆的な創薬モデルを駆使して新時代の医薬開発を目指す製薬会社です。これまで、ストラテジア製薬は、タンパク質フォールディングとタンパク質の生産をコントロールするために、独自のTapBoost®技術を開発してきました。この画期的なプラットフォーム技術は、抗体やFc 融合蛋白質標的タンパク質などの生産を大幅に向上させます。

「私たちは、発現したいタンパク質や抗体の生産量を高めることができるアミノ酸シャペロンモチーフを発見しました」と、ソラ・バイオの主任研究科学者である菱屋彰徳博士は語ります。「TapBoost®技術を使うことにより、FVIII-Fcなどの発現が難しい様々なタンパク質の生産が10倍から20倍に増加するというデータが得られています。」

これまでに、大手製薬企業を含む10の企業がMTA (物質移動合意書)を締結し、治療用生物製剤と新しいターゲットタンパクに対するTapBoost®技術の有効性の確認をしています。

「ストラテジア製薬からソラ・バイオをスピンアウトした理由の一つは、ソラ・バイオはTapBoost®技術のアプリケーションに集中し、一方、ストラテジア製薬は患者さんのためにより早く安く薬をお届けするという使命にさらに集中するためです。」とストラテジア製薬社長兼CEOの古屋圭三博士は語っています。「もう一つの主な理由は、ストラテジア製薬だけがTapBoost®技術を使うのではなく、他の会社と研究者の方々にもぜひ利用して頂き、医薬研究開発のプロセスを共に加速していきたいと思ったからです。 これまで、発現が困難なタンパク質を多量に生産することは不可能でしたが、この技術によりそれが可能となり、生物製剤のコストを大きく下げることができるようになります。 TapBoost®技術は広い範囲で応用され、サイエンスと製薬会社へ貢献することが期待されます。そして何よりも、そのみなさんの多大な努力から、多くの人々が恩恵を受けることになります。」

ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

ソラ・バイオ
Contact@Sola-bio.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://sola-bio.com (ホームページ)

米国ストラテジア製薬: 富士フィルムの抗がん剤「FF-10502」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始  

米国ストラテジア製薬: 富士フィルムの抗がん剤「FF-10502」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

ボストン(ビジネスワイヤー) – ストラテジア製薬は、 富士フイルムの子会社 FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、進行性固形がんとリンパ腫の患者さんを対象とした抗がん剤「FF-10502」の第1相臨床試験を米国にて開始しました。この臨床試験は、ヤンク医師(Filip Janku, MD)とファルチョック医師 (Gerald Falchook, MD) が共同治験責任医師となり、実施されています。ヤンク医師は、テキサス州ヒューストン市にあるテキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)の治験薬学部の助教授として活躍されており、ファルチョック医師は、コロラド州デンバー市にあるサラ・キャノン研究所で医薬研究開発プログラムのディレクターとして活躍されています。ヤンク医師とファルチョック医師は、がん新薬に関する早期臨床研究の専門医師です。

FF-10502は、DNAの合成を阻害する代謝拮抗剤である抗がん剤です。これまでの前臨床研究では、進行性卵巣がん、転移性乳がん、進行性および転移性肺がんと膵臓がんに一般的に使用される抗がん剤であるゲムシタビン治療(GC治療)耐性の腫瘍に対しての活性が確認されています。

「FPHUとのコラボレーションをとても光栄に思っています。この臨床研究は、進行性固形がんとリンパ腫においてとても重要な臨床試験です。」と、ファルチョック医師は語っています。
「この薬は、従来の化学療法では効果がなかったがんの患者さん達にとり、別の治療法となりえます。私たちの機関でこの研究をさらに進められることを嬉しく思っております。」

「ストラテジア製薬は、このような権威のある治験責任医師と機関にて、FPHUの薬剤にとり重要なこの臨床試験を開始することを光栄に思います。」 と、ストラテジア製薬の最高医務責任者であるトーマス・マイヤーズ医師は言っています。「FF-10502は、有効な治療が求められるゲムシタビン耐性の癌に対する活性を示しており、現在、私たちは臨床の場でこの新被験薬を患者さん達への投与を進めています。」

ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

米国ストラテジア製薬: 富士フイルムの放射免疫療法治療薬FF-21101の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

米国ストラテジア製薬: 富士フイルムの放射免疫療法治療薬FF-21101の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

ボストン-(ビジネス ワイヤ) – ストラテジア製薬は、 富士フイルムの子会社 FUJI FILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、進行性がんの患者さんを対象とした放射免疫療法治療薬FF-21101の第1相臨床試験を米国にて開始しました。この臨床試験は、ヴィベック・サビア医師(Vivek Subbiah, MD)が治験責任医師となり、テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)で実施されています。サビア医師は、MDアンダーソン治験薬部の助教授であり、分子標的放射免疫療法治療薬の第1相臨床試験専門家として活躍しています。

P-カドヘリン(P-cadherin)は、肺がん、膵臓がん、大腸がんを含む様々な癌に過剰発現され、腫瘍増殖と癌進行に関与している膜タンパク質です。放射免疫療法治療薬FF-21101(90Y)は、P-カドヘリンに対するモノクロ—ナル抗体に放射性同位元素であるイットリウム90(Yttrium-90)を結合させた抗体薬剤です。P−カドヘリン抗体だけを用いる治療方法と比較すると、FF-21101(90Y)は放射性核種と結合していることにより、P−カドヘリンが発現している固形がんに対する制癌効果がさらに高いと期待されています。

テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターは、世界最高峰のがんセンターの一つで、毎年一万人を越す患者さんが臨床試験に参加し、その従業員はおよそ二万人にのぼります。ストラテジア製薬はMDアンダーソンと戦略的提携契約を結ぶことで、その世界最高レベルの臨床機関と協働し、第1相臨床試験において、がん患者さんへの安全性と初期的な臨床POC(Proof of Concept)を早期に確立しようとしています。

「放射免疫療法剤は、治験研究としては比較的新しく、ゼヴァリン(Zevalin®)とベキサール(Bexxar®)のようなCD20をターゲットとした血液がん治療薬として成功しています。今回、富士フイルムは固形がん細胞表面マーカーをターゲットとした放射性核種と結合させた更に新しい治験薬を開発しようとしています。放射性核種とターゲットがん治療を組み合わせることは、それぞれの治療法のみを利用するより効果があると期待されており、今回の臨床開発は、進行性固形がんのための抗体-放射性核種複合治療における重要なステップです。」とストラテジア製薬最高業務執行責任者であるリンダ・パラディソ博士は語っています。

ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

米国ストラテジア製薬:富士フイルムの抗がん剤 FF-10501の米国における第1相臨床試験の進捗状況を米国血液学会年次総会にて発表

米国ストラテジア製薬:富士フイルムの抗がん剤 FF-10501の米国における第1相臨床試験の進捗状況を米国血液学会年次総会にて発表

ボストン-(ビジネス ワイヤ) – 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く総合医薬研究開発会社ストラテジア製薬は、富士フイルム社のFF-10501の米国第1相臨床試験における進捗状況を発表しました。FF-10501は、再発・難治性高リスク骨髄異形成症候群(MDS)と再発・難治性急性骨髄性白血病(AML)を対象として、米国での臨床開発を進めています。米国第1相臨床は現在、FF-10501の用量を上昇(5用量目)中ですが、これまでのところ、FF-10501は忍容性が高く、期待できる初期的な有効性を示しています。

米国テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター(MDCC)の教授で、特にMDSの世界的権威であるGuillermo Garcia-Manero 教授(ガルシア教授)が、この臨床試験の治験責任医師を務めており、第57回米国血液学会年次総会にて、それらの結果を発表しました。

ストラテジア製薬は、富士フイルムの子会社 FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、MDアンダーソンがんセンターにて、脱メチル化薬(HMA)耐性白血病細胞株に関する前臨床研究を促進させ、血液悪性腫瘍対象FF-10501の米国第1相臨床試験を策定し、実行しています。

その前臨床研究において、FF-10501は、グアニンヌクレオチドのデノボ合成を阻害することにより、HMA耐性のAML白血病細胞株においても、強い抗増殖効果とアポトーシス促進効果を示すことが明らかとなりました。

また、これまでの第1相臨床試験結果では、FF-10501を投与した全17人の患者さんにおいて、高い忍容性などが確認されました。臨床試験は現在進行中ですが、下記に示す主要な途中結果が示されています。
• 投与した全17人(MDS:4人、AML:13人)の患者さんにおいて、FF-10501が高い忍容性があること
• 再発・難治性AMLの13人の患者さんのうち、2人の患者さんが2サイクルに渡り、部分寛解(PR)が見られたこと
• 再発・難治性高リスクMDSの4人の患者さんのうち、1人の患者さんに骨髄寛解が見られたこと
• FF-10501のPKパラメータは、これまでの臨床試験での投与量範囲内でリニアーであること
• PD解析の結果、1日2回50mg/m2以上を投与されている患者さんにキサントシン一リン酸の高い抑制作用が見られたこと。

MDS は、血液腫瘍の一種で、血球を作る造血幹細胞に異常が生じて十分な量の血球を作ることができなくなった結果、血球減少を起こす疾患です。また、一部、予後不良の患者さんでAMLに進行する難治性疾患でもあります。現在、米国内の MDS の患者数は 6 万人で、特に高齢者に多く認められます。FF-10501は、血液がん細胞の増殖を抑制するだけでなく、正常機能を持つ細胞への分化を促進することが期待されています。
今後、さらなる高用量の投与が計画されており、第2相試験推奨用量決定後に、前期第2相臨床試験を開始する予定です。

ストラテジア製薬にとって、FPHU のパートナーシップによるこの臨床試験の成功は、ストラテジアが目指す次世代型の医薬品 R&D プラットフォーム(各プロジェクトにとって最高の少数精鋭チームを駆使した新たな医薬開発方法)の確立にとっての重要なマイルストーンなのです」と語るのは 、ストラテジア製薬のCEO(最高経営責任者)兼社長の古屋圭三博士です。「両社は、有望な新規抗がん剤開発を待ち望む患者さんのために、業界標準を打ち破る開発スピードと高質で安価な開発を達成するための斬新なアプローチを駆使し、画期的な治療法を提供することに最大限の努力をしていきます。」

この臨床試験は、FPHU とストラテジア製薬とのコラボレーションによる臨床開発の最初の例であり、ストラテジア製薬は今後もFPHU の抗がん剤開発のグローバル戦略を最適化・実行していきます。ストラテジア製薬が有する抗がん剤開発の高い専門性と ネットワークを利用しての世界最高のリソースとのコラボレーションを駆使して、今後も、世界中のがん患者さんのため、より効率的で優れた結果を FPHU に提供していきます。

ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表

米国ストラテジア製薬、新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表

ボストン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) – 本日、米国ストラテジア製薬は新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表しました(www.strategiatx.com)。新ロゴを配したシンプルなデザインで、より使いやすくなりました。また、ストラテジア製薬のミッション、「患者さん第一」のアプローチ、医薬開発プロジェクト専用のグローバル少数先鋭チーム、ストラテジア製薬のチームメンバーやMABメンバーの紹介、ストラテジア製薬の創薬機能やサービス、開発中の臨床開発プログラムの例、Tapboost®技術などの多岐に渡る情報が、英語と日本語の両言語で紹介されています。

「患者さんへ新しい治療法をより早く、より効果的に、より安く提供するために、私たちは共に新薬開発プロセスを新しく創り実践しています。それを少しでも分かり易く発信するためのウェブサイトです。」とストラテジア製薬CEO/社長である古屋博士は話します。「患者さんの願いを胸に、それぞれの新薬開発にベストなエキスパートと共にチームを創ります。患者さん、研究者、病院関係者、投資家、製薬企業やバイオテック、CRO/CMO、メディアなどの多くの方々に、ストラテジア製薬をご理解いただき、ぜひチームにご参加下いただきたいと思います。」

「今回、ストラテジア製薬の新しいウェブサイト作成に関われたことをとても光栄に思っています。」 と、ファッシノ・デザイン社の社長、ダイアン・ファッシノ女史は話します。「患者さんのために、既存の新薬研究開発方法を劇的に変える革新的なアプローチと、それに取り組むストラテジア製薬のメンバーの方々には感動させられます。世界の優秀な方々がこのウェブサイトをご覧になり、待ち望まれる新薬を患者さんのために創りたいというストラテジア製薬の価値観に共感される方々が、ストラテジア製薬の作る新薬開発チームに積極的に参加されることを願っています。また、新しいロゴは、そのアプローチの核となるグローバル・プロジェクトチームと、その革新的アプローチの輝かしい未来を表現したものです。」

「新薬開発は、臨床現場での患者さんの病気の研究からスタートし、その病気を治療する新しい方法を患者さんへお届けすることが最終ゴールです。私たちは、新薬開発の全てのプロセスで、患者さんこそが、その『中心』であるということを忘れません。」と古屋博士は語ります。「既存の概念や組織に依存しない、ベストのプロジェクトチームで、最高の開発戦略を練り、計画を立てて実行する。より多くの方々が、ストラテジア製薬が実践している画期的な新薬研究開発アプローチを理解し参加して頂くことで、皆さんと共に、既存の医薬品開発のパラダイムを変革させながら、患者さんが待ち望んでおられる新薬をお届けすることが可能になると信じます。すべては、患者さんの未来のためです。」

ストラテジア製薬について: (Strategia)
ストラテジア製薬について: ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

血液癌/固形癌治療開発のためのメディカル・アドバイサリーボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成

米国ストラテジア製薬: 血液癌/固形癌治療開発のためのメディカル・アドバイサリーボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成

ボストン(ビジネスワイヤ) – 米国ストラテジア製薬は、画期的な創薬モデルを駆使して新時代の医薬開発を実践している新薬研究開発会社です。ひとつひとつの新薬開発プロジェクトのために、最適なグローバル・エキスパートを選抜して少数精鋭特別チームを結成し、プロジェクト戦略および開発計画デザイン、そして、その実施とマネージメントを行っています。本日、ストラテジア製薬は、血液癌および固形癌治療のためのメディカル・アドバイザリー・ボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成したことを発表しました。ストラテジア製薬役員と経営陣は、MABの委員の方々から、ストラテジーを含む医学面での助言を受けることによりさらに高度な医薬開発を実施します。このMABは、血液癌および固形癌分野の先駆者として、世界をリードする一線の大学、研究所、および、医療機関全てで活躍され続けている癌専門医により結成されています。これらの先生方は、血液癌および固形癌で苦しむ多くの患者さんの命を救うために、ご自分の人生を捧げ、世界一線の医学専門知識を駆使して貢献されてきました。
このMABは、委員長であるダニエル・D・ヴァンホフ医師を含む三人の癌専門医で構成されています。

ダニエル・D・ヴァンホフ医師(Daniel D. Von Hoff、アメリカ内科学士院会員) – ヴァンホフ医師は、現在、アリゾナ州フィニックス市にあるTGen(トランジショナル・ゲノム研究所)の特別主幹教授兼医長をされており、米国癌研究所CSO(最高科学責任者)およびアリゾナ州スコッツデール市のメイヨー・クリニック付属名誉健康臨床研究所の教授をされています。ヴァンホフ医師と協働研究者の方々は、数々の抗がん剤の初期開発に携わってこられました。mitoxantrone(ミトキサントロン)、fludarabine(フルダラビン)、paclitaxel(パクリタキセル)、docetaxel(ドセタキセル)、gemcitabine(ゲムシタビン)、irinotecan(イリノテカン)、nelarabine(ネララビン)、capecitabine(カペシタビン)、lapatinib(ラパチニブ)、nab-paclitaxel(nab-パクリタキセル)、vismodegib(ビスモデギブ)などがその代表例です。膵臓癌の世界的権威としても知られています。今までに、620に及ぶ論文を発表され、137冊の著書および1050以上の要約に貢献されています。2010年に、患者さんのケアに繋がる癌研究の多大な功績に対して、米国臨床腫瘍学会(ASCO)からデイビッド・A・カルノフスキー記念賞を受賞されました。また世界最大の癌研究組織である米国癌学会(AACR)の会長を歴任されています。

アラン・F・リスト医師 (Alan F. List) – リスト医師はフロリダ州タンパ市モフィットがんセンターの所長兼最高経営責任者です。高リスク骨髄異形成症候群(MDS)と難治性急性骨髄性白血病(AML)の権威として国際的に知られています。リスト医師は先駆的な研究を行い、レナリドミド (Revlimid® レブラミド®) を研究から臨床までリードされました。モフィットがんセンター悪性血液癌部門の副所長兼医長、副医長、部長を歴任され、現在はその部門のモルサニ寄付基金教授をされています。300を越える論文を発表し、2008年には『高リスク骨髄異形成症候群(MDS)の臨床医マニュアル』を出版されました。

アレックス・A・アジェイ医師(Alex A. Adjei、学術博士、アメリカ内科学士院会員) – アジェイ医師は、米国ニューヨーク州バッファロー市のロズウェルパークがん研究所(RPCI)の臨床研究所で医学部長、また、上級副所長をされています。RPCI癌医療部キャサリン・アン・ジョイア委員会委員長ニューヨーク州立大学バッファロー校医学部の教授もされています。また、米国国立癌研究所(NCI)の委員長と副院長を歴任されました。現在、胸部悪性腫瘍運営員会の委員長をされています。科学誌Thoracic Oncology(『胸部悪性腫瘍』)の編集長であり、国際肺癌学会役員会(IASAC)の役員として活躍されています。アジェイ医師は、実験治療学、および、初期臨床医薬開発に精通されており、2012年、米国臨床腫瘍学会(ASCO)から、初めての「医薬開発研究教授職」という地位を授与されました。前臨床薬学と第一相臨床試験、肺がんのための新治療薬と第二相臨床試験について227つにのぼる論文を発表されました。

「ストラテジア製薬チームが、第一相臨床試験で既に薬効を示しているいくつかの抗がん剤候補の臨床開発を推進していることを嬉しく感じます。ストラテジア製薬には、これらの可能性のある制癌剤候補を開発し続けて欲しいと思います。」と、ヴォンホフ医師は述べておられます。

「ストラテジア製薬が追及する患者さん第一の新薬開発アプローチは素晴らしく、それは、ストラテジア製薬の開発中のパイプラインにある有望な数々の新薬候補開発にも反映されています。」とリスト医師は言われています。

「ストラテジア製薬のMABの一員になれることは、とても名誉なことです。」とアジェイ医師は言われます。 「『患者さんにとり、より有益であるか』ということが、医薬開発における最も重要な判断基準であるとするストラテジア製薬の新しい医薬研究開発アプローチとビジョンは実に新鮮です。」 「ストラテジア製薬が患者さんのために達成しようとしていることに貢献できることは、私にとっても名誉なことです。」

「この三名のMABの先生方から授かる医療的・科学的なアドバイスは、患者さんのためになる新薬の選択とその開発に大いに役立ちます。また、心から新しい治療法を待ち望んでおられる患者さんのためになる臨床的に本当に意味のある新薬の研究開発の質を高めて加速する、というストラテジア製薬のミッションを実現する助けとなります。」 と、トーマス・マイヤーズ博士(ストラテジア製薬、最高医務責任者、医学博士、アメリカ内科学士院会員)は語ります。

ストラテジア製薬とそのMABの先生方は、共に、より効果的な医薬開発のための新しいモデルを駆使し、パラダイムシフトを実現し、患者さんと医療関係者の方々のために製薬業界の未来を変えうると信じています。

ストラテジア製薬について: (Strategia)

ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社、また米国ヒューストンに医薬開発センターを持ち、新しい時代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。その使命は、新薬開発プロジェクト毎に世界中から最高峰の専門家を集めてチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現することにより、患者さんが必要な薬を一日も早くできるだけ安価でお届けすることです。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

新規制がん剤 E6201 第1相及び前期第2相臨床試験を開始

米国ストラテジア製薬: 進行血液がんの患者さんを対象とした新規制がん剤E6201 第1相及び前期第2相臨床試験を開始

ボストン–(BUSINESS WIRE) –(ビジネスワイヤ)– Strategia Therapeutics, Inc. (ストラテジ ア製薬 – 旧ボストン・ストラテジクス社) は、再発性急性骨髄性白血病および難治性急性骨髄性白血 病(AML)、高リスク骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄単球性白血病(CMML)を含む進行性血液が んの患者さんを対象とした新規制がん剤 E6201 の第1相及び前期第2相臨床試験を開始しました。この臨床試験は、ゴータム・ボルトカー医師(Gautam Borthakur, MD)を治験責任医師として、 テキサス州立大学・MD アンダーソンがんセンター(MD アンダーソン)
で実施されています。

米国では毎年およそ19,000人がAMLと初めて診断され、10,000人がAMLのために亡くなり、 40,000人の患者がAMLと共に生きています。再発性または難治性の患者が現在利用できる療法は限 られています。MDSは、骨髄に造血幹細胞の前腫瘍細胞である異型クローンが生じ、正常幹細胞を 凌駕して増殖する結果前白血病状態となり、造血障害を起こす症候群です。また、予後不良の患者さ んにとっては難治性疾患で、急性骨髄性白血病へと進行します。米国では毎年14,000件のMDSと診 断されており、多くの場合は高齢者に起こります。

エーザイ株式会社により発見されたE6201は、Fms様チロシンキナーゼ-3受容体 (FLT-3)とマイト ジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)の二重阻害剤です。FLT3遺伝子の遺伝子内縦列重複陽性 (ITD)またはD835変異を持つAMLの患者さんにFLT3の活発化が観察され、E6201は両方の変異を 阻害しました。Ras/Rafシグナル伝達経路は下流のMEK1とERK(細胞外シグナル調節キナーゼ)を 伝達し、FLT3阻害剤療法が効かないAML患者さんの細胞内経路が活性化されることが観察されまし た。ボルトカー医師が実施した前臨床研究結果は両経路の阻害が患者さんの長期奏効のために重要で あることを示唆しています。

テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターは、世界の最高峰のがんセンターの一つで、毎年 10,000人を越す患者さんが臨床試験に参加し、その従業員はおよそ20,000人にのぼります。 ストラ テジア製薬 はMDアンダーソンと戦略的提携契約を結ぶことで、その世界最高レベルの臨床機関と協働し、早期がん患者さんのための安全性と初期的な効果を証明するために第1相および第2相臨床試 験を実施しています。

「この薬剤は、FLT3阻害剤を含む既存の治療が効かない進行性血液がん患者さんにとって重要な存 在になる可能性があります。」とMDアンダーソン白血病担当助教授であるゴータム・ボルトカー医 師は語っています。「FLT3とMEK両方の経路を阻害することにより、一つの経路だけを阻害するよ りもさらに長い臨床効果が得られることを願っています。この研究で前臨床で証明された結果をもと に、MDアンダーソンで重要な臨床研究をさらに進めていきます。」

「この薬剤はストラテジア製薬が権利を保有し開発している初めての薬剤です。FLT3 および MEK はどちらも進行性血液がんの治療において重要なターゲットです。FLT3 陽性の AML の進行に関与 している両方の経路を阻害することは、この病気の新しい標的治療法です。」と、 ストラテジア製薬、 医薬品開発長であるリンダ・パラディソ博士は語っています。 “私達は エーザイ社から E6201 をインライセンスさせて頂きました。 エーザイ社は私達の素晴らしいコラボレーションパートナーです。 両社は基準の壁を打ち破るタイムライン、品質、投資効果を達成するために、革新的なアプローチで ブレークスルーとも言える治療法を提供することに全力を尽くしています。」

ストラテジア製薬について

ストラテジア製薬 は、米国ボストンに本社を持ち、新しい時代のグローバル医薬開発を実現していく 総合医薬研究開発会社です。私たちの使命は、ひとつひとつの新薬開発プロジェクト毎に世界中から 最高峰の専門家を集めてチームを結成して成功確率の高い開発戦略による新薬開発を実現することで す。それにより、患者さんが必要な薬を一日も早く安価でお届したいと考えています。

連絡先:
Strategia Therapeutics, Inc. ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (Eメール)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

社名変更に関するお知らせ

社名変更に関するお知らせ(ストラテジア製薬)

ボストン–(BUSINESS WIRE) –(ビジネスワイヤ)- Boston Strategics Corp.(ボストン・ス
トラテジクス社本社:米国マサチューセッツ州ボストン、代表取締役社長:古屋圭三)
は、2015 年 4 月7日付けで、Strategia Therapeutics, Inc. (ストラテジア製薬) , へと社名を変更しましたの で、お知らせいたします。

旧社名:Boston Strategics Corp. (日本語表記:ボストン・ストラテジクス社) 新社名:Strategia Therapeutics, Inc. (日本語表記:ストラテジア製薬)

ボストン・ストラテジクス社は、新しい創薬を目指す総合的医薬研究開発会社として 2012 年 4 月 に米国ボストンに設立されました。同じビジョンや志を持っておられる世界中の多くのパートナーと の協働により、この三年で七つの新薬候補化合物を七つ専門プロジェクトチームによって戦略的に開 発を進めてきました。創立三年目を迎え、その夢や願いを、新社名(Strategia Therapeutics, Inc., ストラテジア製薬)と新ロゴデザインに込め、新たなタグライン(”A New Vision. A Better Future for Patients.”)に表現しました。多くのグローバルパートナーの皆様と一緒にさらなる成長を目指 し、なお一層社会のお役に立てるよう励んでまいります。

[ストラテジア製薬について]
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社を持ち、新しい時代のグローバル医薬開発を実現していく 総合医薬研究開発会社です。私たちの使命は、ひとつひとつの新薬開発プロジェクト毎に世界中から 最高峰の専門家を集めてチームを結成して成功確率の高い開発戦略による新薬開発を実現することで す。それにより、患者さんが必要な薬を一日も早く安価でお届したいと考えています。

【ストラテジア製薬概要】
会社名 :Strategia Therapeutics, Inc. (日本語表記:ストラテジア製薬) 代表取締役社長 :古屋 圭三 (Koya, Keizo Ph.D.)

事業内容 :新薬研究開発、製薬
本社所在地 :214 Union Wharf, Boston, MA 02109-1204, USA

連絡先:
Strategia Therapeutics, Inc. ストラテジア製薬 +1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (Eメール)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

MDアンダーソンがんセンターとリスクシェア契約

米国ボストン・ストラテジクス社:テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターと画期的リスクシェア契約を締結、急性骨髄性白血病を含む進行血液がんの患者さんを対象としたE6201の第1/2a 相臨床試験を実施すると発表

ボストン–(BUSINESS WIRE)– (ビジネスワイヤ) — 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く臨床ステージの総合医薬品研究開発会社 Boston Strategics Corporation(BSC)は、 テキサス州立大学・MD アンダーソンがんセンター(MD アンダーソン)とリスクシェア契約を締結し、急性骨髄性白血病(AML)を含む進行血液がんの患者さんを対象とした E6201 の第1/2a 相臨床試験を同がんセンターで実施すると発表しました。

E6201は、FLT3/MEKの二重キナーゼ阻害剤で、BSCエーザイ株式会社(エーザイ)から独占的開発販売権(がん、ワールドワイド)を取得した新規制がん剤候補化合物. です。BSCはMDアンダ ーソンと協働し、アンメットニーズの高い(新たな治療法が求められる)FLT3 変異型急性骨髄性白血病(AML)患者さんを対象に臨床有効性実証(PoC)試験を実施します。

このリスクシェア契約に基づいて、BSC は投与薬供給、臨床試験実施管理、安全性モニタリングおよび臨床データマネジメント等を提供する一方、MD アンダーソンは自らのリソースを使って臨床試験を実施します。BSC と MD アンダーソンは、新しい治療法を待ち望む進行性血液がん患者さんへのアンメットニーズに応えるという志を共有し、困難な新薬開発の道を共に歩みます。

この MD アンダーソンとの新たなコラボレーションは、患者さんのヘルスケアを大幅に改善する可能性を有する新薬候補の開発のために BSC が提唱してきた「“真の”オープンイノベーション」を実現するためのさらなる一歩となるものです。このような BSC のアプローチは、MD アンダーソンのようなイノベーティブな臨床アカデミックセンターが、より積極的に臨床開発のリスクを共有し、より良い試験結果を共に生み出していく中で、より広範囲に臨床開発プロセスに関っていく機会を提供するものです。「“真の”オープンイノベーション」の柔軟性や協力的なやり方は、MD アンダーソンのようながんセンターを、BSC や BSC の他のグローバルネットワークメンバーと共にプロジェクトを推進する起業家精神に富むパートナーとならしめるものです。

「患者さんのことを第一に考え、サイエンスに基づき、常に新しいことを探求して行くことが大事だと思う価値観を共有しながら、がん治療において世界的なリーダー的存在である MD アンダーソンとこのような新しい形で一緒に医薬品開発ができることは大変エキサイティングで歓ばしいことです。」とボストン・ストラテジクス社の最高経営責任者である古屋圭三博士は語ります。「急性骨髄性白血病の患者さんに有効な新しい治療法を届けるために、日本のグローバル製薬会社であるエーザイとの斬新なライセンスによるコラボレーションに加えて、MD アンダーソンがんセンターのような世界的最高峰の臨床組織と画期的な形で協働できることは、BSC が提唱する「“真の”オープンイノベーション」という新しいコンセプトを実現するための歴史的なマイルストーンとも言えます。すべては、新薬を待ち望む患者さんのためです。」

「私たちの使命は、新薬を患者さんに届けることです。有望な新薬候補でありながら、不幸にも臨床開発がうまく進められない化合物もあります。これらの新薬の卵のポテンシャルを最大限に引き出して患者さんに届けるために、がんのコミュニティーと連携し、BSC との斬新な協働を可能にするための画期的かつ独創的なアライアンスを考案することを決意しました。」と語るのは、MD アンダーソンのビジネスデベロップメント副社長のフェラン・プラット博士です。

テキサス州立大学 MD アンダーソンがんセンター(MDACC)について:
MDACC は、1941 年創設の世界最大級のがんセンターで、2013 年には約 12 万人のがん患者に最新の治療を提供し、そのうち約 7600 人が臨床試験に参加しました。2013 年7月、BSC は同センターと戦略的アライアンス契約を締結し、強力ながん臨床開発能力を確立しました。

連絡先:
Strategia Therapeutics, Inc. ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (Eメール)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

 

米国モレキュラー・レスポンス社とのアライアンス契約を発表

米国ボストン・ストラテジクス社:制がん剤臨床試験で採取された患者さんの腫瘍組織を駆使したトランスレーショナル研究に関して米国モレキュラー・レスポンス社とのアライアンス契約を発表

ボストン–(BUSINESS WIRE)– (ビジネスワイヤ) –米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く臨床ステージの総合医薬品研究開発会社ボストン・ストラテジクス社(BSC)は、制がん剤臨床開発のためのトランスレーショナル研究に関して、分子診断サービスのベンチャー企業であるモレキュラー・レスポンス社(MRL、カリフォルニア州サンディエゴ)とのアライアンス契約を発表しました。MRLは、開発中の制がん剤に対する最適な患者さんのターゲット・ポピュレーションを確 立する世界的なリーダーです。このMRLとの協働により BSC は、MRLだけが有するがん患者さんからの膨大な腫瘍細胞バンクを有効に利用した PDX(臨床開発プログラム)をデザインし、それを効果的に実施することができます。

このアライアンス契約は、BSC がパートナーとの医薬品開発プログラムのグローバル開発戦略を最適化して実施するための新たな協働のひとつの例だといえます。BSC は世界中のがん患者さんの治 療において協働するパートナーのために、BSC 自体が有する制がん剤開発能力と BSC が提唱する「真の」オープンイノベーション・ネットワークを駆使した世界最高峰のチームメンバーを結集することにより、さらに効率的に秀逸な結果を出し続けていきます。

「私たちはボストン・ストラテジクスと協働し、医薬品開発パートナーの新薬開発のためにさらに洗 練された薬効・薬理データパッケージを創り、それに基づいてさらに絞り込んだ患者さんを選択する ことで開発成功確率を上げることができることをとても嬉しく思います。多くのパートナーとの協働 は、私達 MRL の成功の証拠です。今後も弊社の有する特殊な腫瘍バンクを駆使した細胞試験プラットフォームや独自の動物薬効試験等に代表される高度な試験系を用いることにより、制がん剤化学療 法のより良い評価が可能になるように努力を続けます。」とモレキュラー・レスポンス社のCEOであるCyrus K. Mirsaidi氏は語ります。

「BSCは医薬品開発の次世代型のパラダイムとして “True” Open InnovationTM (“真の”オープンイノベーション)プラットフォームを提唱しています。その新たなメンバーとして、MRL と一緒に働き ます。MRL が開発した制がん剤の薬効試験系はこれまでの薬効試験系よりも患者さんの病状をより 再現したもので、これを駆使することにより、私達のネットワーク・パートナーが開発する制がん剤 の臨床開発初期段階において、薬効という観点で、前臨床試験結果を臨床結果へと結びつけていくこ とが可能となります。」と語るのは、ボストン・ストラテジクス社の古屋圭三CEO。「モレキュラ ー・レスポンス社だけが独自に持っている患者さんから得られた腫瘍サンプル数は膨大であるばかり でなく良く研究されており、これを有効に利用した試験を行うことによって、バイオマーカーの開発 やきちんと薬が効く患者さんを選ぶこと、さらには新たな治療の道を見出したりすることが可能になっていきます。」

モレキュラー・レスポンス社(MRL)について:
モレキュラー・レスポンス社は、がん患者さんから得られた充実した腫瘍バンクを有し、臨床予測確率の高い PDX(患者腫瘍組織異種移植)モデルを活用する世界的リーダーです。知的にデザインされたバイオマーカー主導のビトロならびにビボの試験系を駆使し、高価値臨床治療法を効果的に見出します。MRLのゴールは、協働するパートナーの制癌剤開発プロセスやプログラムに対して、完全に特徴を理解した癌薬効・薬理モデルを用いることにより臨床予測可能な知見を得、それを駆使することで臨床開発のリスクや費用を減らすことです。モレキュラー・レスポンスの実験データにより、情報に基づく効果的判断が可能となり、臨床開発プログラムの成功確率が向上します。

連絡先:
Strategia Therapeutics, Inc. ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (Eメール)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)