ストラテジア製薬: 医薬品研究開発でパラダイムシフトを起こす

ストラテジア製薬: 医薬品研究開発でパラダイムシフトを起こす

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現在、製薬業界は、非常に非効率的で高額な医薬品開発プロセスという問題に直面しています。上市されるまでの新薬研究開発には平均40億ドルのコストがかかり、臨床開発候補がFDA (米国食品医薬品局)によって承認される成功率はわずか5%にしか及びません。

Keizo's propile photo新薬研究開発費は増加の一途を辿り、その生産性は過去 9 年間で80倍も減少しています。
米国ボストンに本社を置くストラテジア製薬は、これまでの新薬開発と異なる、画期的なアプローチを行っています。

「協働が成功への鍵です。映画が大手映画会社だけによって制作されていた頃を覚えているでしょうか。当時は、俳優、音楽家、作家、そして、監督全員が、 あるの会社の社員として働いていました。良い映画を作るには、垂直的統合と巨大なインフラが必要だと思っていたからです。現在では、様々な専門性を持つ人々が協働して映画は作られています。」とストラテジア製薬社長/CEOの古屋圭三氏は語ります。

「それと同じように、ストラテジア製薬はコラボレーションの力を信じています。ストラテジア製薬は、最高峰のサイエンティスト、新薬開発の専門家、そして、医師を、世界中から集めて各々の新薬に最高の開発チームを結成し、巨大なインフラと投資を使わずにプロジェクトを進めています。」

そのビジョンを掲げ、ストラテジア製薬は、設立以来のこの3年の間に、MDアンダーソン、エーザイ、富士フイルムなどの、会社、専門家、機関と協働して、7種の新薬候補のために7つのプロジェクトを作りました。

「私たちは、一つのインフラを全く違う全てのプロジェクトに応用することはありません。各プロジェクトごとに最適な専門家を選びます。」と古屋氏は語ります。「ストラテジア製薬は、より効果的に早く高質なサイエンスを臨床試験で反映させることで、患者さんはもちろんのこと、協働する全ての方々、投資家、社会にも大きく貢献します。」
(翻訳:ストラテジア製薬)

 

ストラテジア製薬: SOLA Biosciences (ソラ・バイオ)をスピンアウト ー TapBoost®技術の商業化を目指す ー

ストラテジア製薬: SOLA Biosciences (ソラ・バイオ)をスピンアウト ー TapBoost®技術の商業化を目指す ー

ボストン(ビジネスワイヤー) – ストラテジア製薬は、最初のスピンアウト会社、SOLA Biosciences LLC (ソラ・バイオ)をボストンに設立しました。ソラ・バイオは 、世界中の様々な製薬会社と研究者に、TapBoost®技術のライセンスとその技術を駆使したタンパク質等を提供します。

ストラテジア製薬は、 それぞれの新治療薬開発プロジェクトのための最適なグローバル少数精鋭チームを結成し、プロジェクト戦略および計画デザイン、そして、その実施とマネージメントを行い、この先駆的な創薬モデルを駆使して新時代の医薬開発を目指す製薬会社です。これまで、ストラテジア製薬は、タンパク質フォールディングとタンパク質の生産をコントロールするために、独自のTapBoost®技術を開発してきました。この画期的なプラットフォーム技術は、抗体やFc 融合蛋白質標的タンパク質などの生産を大幅に向上させます。

「私たちは、発現したいタンパク質や抗体の生産量を高めることができるアミノ酸シャペロンモチーフを発見しました」と、ソラ・バイオの主任研究科学者である菱屋彰徳博士は語ります。「TapBoost®技術を使うことにより、FVIII-Fcなどの発現が難しい様々なタンパク質の生産が10倍から20倍に増加するというデータが得られています。」

これまでに、大手製薬企業を含む10の企業がMTA (物質移動合意書)を締結し、治療用生物製剤と新しいターゲットタンパクに対するTapBoost®技術の有効性の確認をしています。

「ストラテジア製薬からソラ・バイオをスピンアウトした理由の一つは、ソラ・バイオはTapBoost®技術のアプリケーションに集中し、一方、ストラテジア製薬は患者さんのためにより早く安く薬をお届けするという使命にさらに集中するためです。」とストラテジア製薬社長兼CEOの古屋圭三博士は語っています。「もう一つの主な理由は、ストラテジア製薬だけがTapBoost®技術を使うのではなく、他の会社と研究者の方々にもぜひ利用して頂き、医薬研究開発のプロセスを共に加速していきたいと思ったからです。 これまで、発現が困難なタンパク質を多量に生産することは不可能でしたが、この技術によりそれが可能となり、生物製剤のコストを大きく下げることができるようになります。 TapBoost®技術は広い範囲で応用され、サイエンスと製薬会社へ貢献することが期待されます。そして何よりも、そのみなさんの多大な努力から、多くの人々が恩恵を受けることになります。」

ストラテジア製薬 (Strategia Therapeutic, Inc.) について
ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

連絡先:
ストラテジア製薬
+1-781-761-0123 (オフィス)
Contact@StrategiaTx.com (連絡先Eメール:日本語でどうぞ)
http://www.StrategiaTx.com (ホームページ)

ソラ・バイオ
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ストラテジア製薬:富士フイルムのがん製剤の第1相臨床試験を開始

ストラテジア製薬:富士フイルムのがん製剤の第1相臨床試験を開始

記者:Michael Fitzhugh

Captureボストンに本社を置くストラテジア製薬は、進行性固形がんとリンパ腫の患者さんを対象とした代謝拮抗薬「FF-10502」の第 1 相臨床試験を米国にて開始しました。FF-10502は、FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. がDNA合成阻害薬として開発をしたもので、前臨床試験において、ゲムシタビン治療(GC治療)耐性の腫瘍に対しての活性が確認されています。

ストラテジア製薬は、テキサス大学 MD アンダーソンがんセンターのパートナーであり、2番目の協働プロジェクトとしてこの研究開発に取り組んでいます。また、デンバーのサラ・キャノン研究所とも協働しています。

旧称ボストン・ストラテジクス社は、受託研究機関として、富士フイルムがスポンサーをしているFF-10502 の臨床試験を行っています。さらに、ストラテジア製薬は、ライセンスインした新薬開発も行っています。例えば、エーザイが悪性黒色腫の治療のために開発したFLT3/MEK の二重キナーゼ阻害剤の開発を中止しようと検討していた際、ストラテジア製薬は、様々な腫瘍に対する開発と製品化の交渉を行い、開発への道を開きました。

「私にとり、ストラテジア製薬が、CROかバイオファーマであるか、というような従来ビジネスモデルのカテゴリー分けは重要ではなく、パラダイムシフトこそがとても重要であると思っています。」と、創立者/社長/CEOである古屋圭三氏はバイオ・ワールド・トゥデー紙に語りました。

長年に渡り医薬研究開発に従事してきた古屋氏は、2012年にストラテジア製薬を設立し、医薬研究開発業界が抱える生産性の低下とインフラのために起こる非効率性などの問題を解決するために、効率的かつ低コストの新しいアプローチを進めています。古屋氏は、大手の製薬会社が抱える問題を、映画業界と比較しています。以前、映画業界では、五つの大手映画会社だけにすべてのインフラと才能のある人々が集中していました。それよりもさらに良いアプローチは、各プロジェクトごとに、そのニーズに合った最高の人々を集めることであると古屋氏は信じています。

現在、ストラテジア製薬は、各々の新治療薬開発プロジェクト専用に最適なグローバル少数精鋭チームを結成して、新しい創薬協働モデルを創成しています。内部のインフラサイズを抑え、効率化しながらそれぞれのプロジェクトをなるべく早く成功へと導くことを目指しています、と古屋氏は語ります。

「お金は力となり得ます。」古屋氏は、彼の理想への道を切り開くために、ストラテジア製薬への投資をまだ受けていません。 「患者さんと未来の社会のために、新しい新薬開発のプラットフォームを築きたいと心から思っています。」と、古屋氏は語ります。その目的のためも、富士フイルムなどの古屋氏が以前勤めていた会社とも協働したいと思っています。それらの会社は、可能性がある薬剤を持っており、新薬研究開発の分野ではまだ新しく、開発の妨げとなる大きなインフラを作っていないためです。

ストラテジア製薬は、設立以来のこの3年の間に、MDアンダーソン、富士フイルム、エーザイなどの、会社、専門家、機関と協働して、7種の新薬候補のために7つのプロジェクトを作りあげ、鋭意開発を進めています。1月15日には、富士フィルム社の放射免疫療法治療薬「FF-21101」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始しました。また、再発・難治性高リスク骨髄異形成症候群(MDS)と難治性急性骨髄性白血病(AML)を対象としたFF-10501の開発にも取り組んでいます。また、ストラテジア製薬は、いくつかのまだ公開されていない第2相臨床試験プログラムを成功裏に進めており、後期第2相臨床試験を計画しています。

同社は、10人ほどの社員のチームで柔軟に対応し続けることができる、と古屋氏は語ります。「10人で10の新薬開発ができるという事実を知れば、若い世代の人たちは、『圭三ができるのなら、僕たちは将来にもっと凄いことができる!』と思ってくれるでしょう。私たちには、巨大な製薬インフラは必要なく、小さなチームでもより良い薬を作ることができると思っています。」
(翻訳:ストラテジア製薬)

米国ストラテジア製薬: 富士フィルムの抗がん剤「FF-10502」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始  

米国ストラテジア製薬: 富士フィルムの抗がん剤「FF-10502」の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

ボストン(ビジネスワイヤー) – ストラテジア製薬は、 富士フイルムの子会社 FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、進行性固形がんとリンパ腫の患者さんを対象とした抗がん剤「FF-10502」の第1相臨床試験を米国にて開始しました。この臨床試験は、ヤンク医師(Filip Janku, MD)とファルチョック医師 (Gerald Falchook, MD) が共同治験責任医師となり、実施されています。ヤンク医師は、テキサス州ヒューストン市にあるテキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)の治験薬学部の助教授として活躍されており、ファルチョック医師は、コロラド州デンバー市にあるサラ・キャノン研究所で医薬研究開発プログラムのディレクターとして活躍されています。ヤンク医師とファルチョック医師は、がん新薬に関する早期臨床研究の専門医師です。

FF-10502は、DNAの合成を阻害する代謝拮抗剤である抗がん剤です。これまでの前臨床研究では、進行性卵巣がん、転移性乳がん、進行性および転移性肺がんと膵臓がんに一般的に使用される抗がん剤であるゲムシタビン治療(GC治療)耐性の腫瘍に対しての活性が確認されています。

「FPHUとのコラボレーションをとても光栄に思っています。この臨床研究は、進行性固形がんとリンパ腫においてとても重要な臨床試験です。」と、ファルチョック医師は語っています。
「この薬は、従来の化学療法では効果がなかったがんの患者さん達にとり、別の治療法となりえます。私たちの機関でこの研究をさらに進められることを嬉しく思っております。」

「ストラテジア製薬は、このような権威のある治験責任医師と機関にて、FPHUの薬剤にとり重要なこの臨床試験を開始することを光栄に思います。」 と、ストラテジア製薬の最高医務責任者であるトーマス・マイヤーズ医師は言っています。「FF-10502は、有効な治療が求められるゲムシタビン耐性の癌に対する活性を示しており、現在、私たちは臨床の場でこの新被験薬を患者さん達への投与を進めています。」

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米国ストラテジア製薬: 富士フイルムの放射免疫療法治療薬FF-21101の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

米国ストラテジア製薬: 富士フイルムの放射免疫療法治療薬FF-21101の進行性がんの患者さんを対象とする第1相臨床試験を開始

ボストン-(ビジネス ワイヤ) – ストラテジア製薬は、 富士フイルムの子会社 FUJI FILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、進行性がんの患者さんを対象とした放射免疫療法治療薬FF-21101の第1相臨床試験を米国にて開始しました。この臨床試験は、ヴィベック・サビア医師(Vivek Subbiah, MD)が治験責任医師となり、テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)で実施されています。サビア医師は、MDアンダーソン治験薬部の助教授であり、分子標的放射免疫療法治療薬の第1相臨床試験専門家として活躍しています。

P-カドヘリン(P-cadherin)は、肺がん、膵臓がん、大腸がんを含む様々な癌に過剰発現され、腫瘍増殖と癌進行に関与している膜タンパク質です。放射免疫療法治療薬FF-21101(90Y)は、P-カドヘリンに対するモノクロ—ナル抗体に放射性同位元素であるイットリウム90(Yttrium-90)を結合させた抗体薬剤です。P−カドヘリン抗体だけを用いる治療方法と比較すると、FF-21101(90Y)は放射性核種と結合していることにより、P−カドヘリンが発現している固形がんに対する制癌効果がさらに高いと期待されています。

テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターは、世界最高峰のがんセンターの一つで、毎年一万人を越す患者さんが臨床試験に参加し、その従業員はおよそ二万人にのぼります。ストラテジア製薬はMDアンダーソンと戦略的提携契約を結ぶことで、その世界最高レベルの臨床機関と協働し、第1相臨床試験において、がん患者さんへの安全性と初期的な臨床POC(Proof of Concept)を早期に確立しようとしています。

「放射免疫療法剤は、治験研究としては比較的新しく、ゼヴァリン(Zevalin®)とベキサール(Bexxar®)のようなCD20をターゲットとした血液がん治療薬として成功しています。今回、富士フイルムは固形がん細胞表面マーカーをターゲットとした放射性核種と結合させた更に新しい治験薬を開発しようとしています。放射性核種とターゲットがん治療を組み合わせることは、それぞれの治療法のみを利用するより効果があると期待されており、今回の臨床開発は、進行性固形がんのための抗体-放射性核種複合治療における重要なステップです。」とストラテジア製薬最高業務執行責任者であるリンダ・パラディソ博士は語っています。

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米国ストラテジア製薬:富士フイルムの抗がん剤 FF-10501の米国における第1相臨床試験の進捗状況を米国血液学会年次総会にて発表

米国ストラテジア製薬:富士フイルムの抗がん剤 FF-10501の米国における第1相臨床試験の進捗状況を米国血液学会年次総会にて発表

ボストン-(ビジネス ワイヤ) – 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く総合医薬研究開発会社ストラテジア製薬は、富士フイルム社のFF-10501の米国第1相臨床試験における進捗状況を発表しました。FF-10501は、再発・難治性高リスク骨髄異形成症候群(MDS)と再発・難治性急性骨髄性白血病(AML)を対象として、米国での臨床開発を進めています。米国第1相臨床は現在、FF-10501の用量を上昇(5用量目)中ですが、これまでのところ、FF-10501は忍容性が高く、期待できる初期的な有効性を示しています。

米国テキサス州立大学MDアンダーソンがんセンター(MDCC)の教授で、特にMDSの世界的権威であるGuillermo Garcia-Manero 教授(ガルシア教授)が、この臨床試験の治験責任医師を務めており、第57回米国血液学会年次総会にて、それらの結果を発表しました。

ストラテジア製薬は、富士フイルムの子会社 FUJIFILM Pharmaceuticals U.S.A., Inc. (FPHU) の主要な戦略的グローバル医薬品開発プロバイダーとして、MDアンダーソンがんセンターにて、脱メチル化薬(HMA)耐性白血病細胞株に関する前臨床研究を促進させ、血液悪性腫瘍対象FF-10501の米国第1相臨床試験を策定し、実行しています。

その前臨床研究において、FF-10501は、グアニンヌクレオチドのデノボ合成を阻害することにより、HMA耐性のAML白血病細胞株においても、強い抗増殖効果とアポトーシス促進効果を示すことが明らかとなりました。

また、これまでの第1相臨床試験結果では、FF-10501を投与した全17人の患者さんにおいて、高い忍容性などが確認されました。臨床試験は現在進行中ですが、下記に示す主要な途中結果が示されています。
• 投与した全17人(MDS:4人、AML:13人)の患者さんにおいて、FF-10501が高い忍容性があること
• 再発・難治性AMLの13人の患者さんのうち、2人の患者さんが2サイクルに渡り、部分寛解(PR)が見られたこと
• 再発・難治性高リスクMDSの4人の患者さんのうち、1人の患者さんに骨髄寛解が見られたこと
• FF-10501のPKパラメータは、これまでの臨床試験での投与量範囲内でリニアーであること
• PD解析の結果、1日2回50mg/m2以上を投与されている患者さんにキサントシン一リン酸の高い抑制作用が見られたこと。

MDS は、血液腫瘍の一種で、血球を作る造血幹細胞に異常が生じて十分な量の血球を作ることができなくなった結果、血球減少を起こす疾患です。また、一部、予後不良の患者さんでAMLに進行する難治性疾患でもあります。現在、米国内の MDS の患者数は 6 万人で、特に高齢者に多く認められます。FF-10501は、血液がん細胞の増殖を抑制するだけでなく、正常機能を持つ細胞への分化を促進することが期待されています。
今後、さらなる高用量の投与が計画されており、第2相試験推奨用量決定後に、前期第2相臨床試験を開始する予定です。

ストラテジア製薬にとって、FPHU のパートナーシップによるこの臨床試験の成功は、ストラテジアが目指す次世代型の医薬品 R&D プラットフォーム(各プロジェクトにとって最高の少数精鋭チームを駆使した新たな医薬開発方法)の確立にとっての重要なマイルストーンなのです」と語るのは 、ストラテジア製薬のCEO(最高経営責任者)兼社長の古屋圭三博士です。「両社は、有望な新規抗がん剤開発を待ち望む患者さんのために、業界標準を打ち破る開発スピードと高質で安価な開発を達成するための斬新なアプローチを駆使し、画期的な治療法を提供することに最大限の努力をしていきます。」

この臨床試験は、FPHU とストラテジア製薬とのコラボレーションによる臨床開発の最初の例であり、ストラテジア製薬は今後もFPHU の抗がん剤開発のグローバル戦略を最適化・実行していきます。ストラテジア製薬が有する抗がん剤開発の高い専門性と ネットワークを利用しての世界最高のリソースとのコラボレーションを駆使して、今後も、世界中のがん患者さんのため、より効率的で優れた結果を FPHU に提供していきます。

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新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表

米国ストラテジア製薬、新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表

ボストン–(BUSINESS WIRE)–(ビジネスワイヤ) – 本日、米国ストラテジア製薬は新ウェブサイト(日本語/英語版)を発表しました(www.strategiatx.com)。新ロゴを配したシンプルなデザインで、より使いやすくなりました。また、ストラテジア製薬のミッション、「患者さん第一」のアプローチ、医薬開発プロジェクト専用のグローバル少数先鋭チーム、ストラテジア製薬のチームメンバーやMABメンバーの紹介、ストラテジア製薬の創薬機能やサービス、開発中の臨床開発プログラムの例、Tapboost®技術などの多岐に渡る情報が、英語と日本語の両言語で紹介されています。

「患者さんへ新しい治療法をより早く、より効果的に、より安く提供するために、私たちは共に新薬開発プロセスを新しく創り実践しています。それを少しでも分かり易く発信するためのウェブサイトです。」とストラテジア製薬CEO/社長である古屋博士は話します。「患者さんの願いを胸に、それぞれの新薬開発にベストなエキスパートと共にチームを創ります。患者さん、研究者、病院関係者、投資家、製薬企業やバイオテック、CRO/CMO、メディアなどの多くの方々に、ストラテジア製薬をご理解いただき、ぜひチームにご参加下いただきたいと思います。」

「今回、ストラテジア製薬の新しいウェブサイト作成に関われたことをとても光栄に思っています。」 と、ファッシノ・デザイン社の社長、ダイアン・ファッシノ女史は話します。「患者さんのために、既存の新薬研究開発方法を劇的に変える革新的なアプローチと、それに取り組むストラテジア製薬のメンバーの方々には感動させられます。世界の優秀な方々がこのウェブサイトをご覧になり、待ち望まれる新薬を患者さんのために創りたいというストラテジア製薬の価値観に共感される方々が、ストラテジア製薬の作る新薬開発チームに積極的に参加されることを願っています。また、新しいロゴは、そのアプローチの核となるグローバル・プロジェクトチームと、その革新的アプローチの輝かしい未来を表現したものです。」

「新薬開発は、臨床現場での患者さんの病気の研究からスタートし、その病気を治療する新しい方法を患者さんへお届けすることが最終ゴールです。私たちは、新薬開発の全てのプロセスで、患者さんこそが、その『中心』であるということを忘れません。」と古屋博士は語ります。「既存の概念や組織に依存しない、ベストのプロジェクトチームで、最高の開発戦略を練り、計画を立てて実行する。より多くの方々が、ストラテジア製薬が実践している画期的な新薬研究開発アプローチを理解し参加して頂くことで、皆さんと共に、既存の医薬品開発のパラダイムを変革させながら、患者さんが待ち望んでおられる新薬をお届けすることが可能になると信じます。すべては、患者さんの未来のためです。」

ストラテジア製薬について: (Strategia)
ストラテジア製薬について: ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社とヒューストンに医薬研究開発センターを持つ、次世代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。新薬開発プロジェクト毎に、世界中から最高峰の専門家を集めてそのプロジェクトに最適なチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現し、患者さんが必要な薬を一日も早くより安価でお届けすることを目指しています。

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血液癌/固形癌治療開発のためのメディカル・アドバイサリーボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成

米国ストラテジア製薬: 血液癌/固形癌治療開発のためのメディカル・アドバイサリーボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成

ボストン(ビジネスワイヤ) – 米国ストラテジア製薬は、画期的な創薬モデルを駆使して新時代の医薬開発を実践している新薬研究開発会社です。ひとつひとつの新薬開発プロジェクトのために、最適なグローバル・エキスパートを選抜して少数精鋭特別チームを結成し、プロジェクト戦略および開発計画デザイン、そして、その実施とマネージメントを行っています。本日、ストラテジア製薬は、血液癌および固形癌治療のためのメディカル・アドバイザリー・ボード(MAB: 医療諮問委員会)を結成したことを発表しました。ストラテジア製薬役員と経営陣は、MABの委員の方々から、ストラテジーを含む医学面での助言を受けることによりさらに高度な医薬開発を実施します。このMABは、血液癌および固形癌分野の先駆者として、世界をリードする一線の大学、研究所、および、医療機関全てで活躍され続けている癌専門医により結成されています。これらの先生方は、血液癌および固形癌で苦しむ多くの患者さんの命を救うために、ご自分の人生を捧げ、世界一線の医学専門知識を駆使して貢献されてきました。
このMABは、委員長であるダニエル・D・ヴァンホフ医師を含む三人の癌専門医で構成されています。

ダニエル・D・ヴァンホフ医師(Daniel D. Von Hoff、アメリカ内科学士院会員) – ヴァンホフ医師は、現在、アリゾナ州フィニックス市にあるTGen(トランジショナル・ゲノム研究所)の特別主幹教授兼医長をされており、米国癌研究所CSO(最高科学責任者)およびアリゾナ州スコッツデール市のメイヨー・クリニック付属名誉健康臨床研究所の教授をされています。ヴァンホフ医師と協働研究者の方々は、数々の抗がん剤の初期開発に携わってこられました。mitoxantrone(ミトキサントロン)、fludarabine(フルダラビン)、paclitaxel(パクリタキセル)、docetaxel(ドセタキセル)、gemcitabine(ゲムシタビン)、irinotecan(イリノテカン)、nelarabine(ネララビン)、capecitabine(カペシタビン)、lapatinib(ラパチニブ)、nab-paclitaxel(nab-パクリタキセル)、vismodegib(ビスモデギブ)などがその代表例です。膵臓癌の世界的権威としても知られています。今までに、620に及ぶ論文を発表され、137冊の著書および1050以上の要約に貢献されています。2010年に、患者さんのケアに繋がる癌研究の多大な功績に対して、米国臨床腫瘍学会(ASCO)からデイビッド・A・カルノフスキー記念賞を受賞されました。また世界最大の癌研究組織である米国癌学会(AACR)の会長を歴任されています。

アラン・F・リスト医師 (Alan F. List) – リスト医師はフロリダ州タンパ市モフィットがんセンターの所長兼最高経営責任者です。高リスク骨髄異形成症候群(MDS)と難治性急性骨髄性白血病(AML)の権威として国際的に知られています。リスト医師は先駆的な研究を行い、レナリドミド (Revlimid® レブラミド®) を研究から臨床までリードされました。モフィットがんセンター悪性血液癌部門の副所長兼医長、副医長、部長を歴任され、現在はその部門のモルサニ寄付基金教授をされています。300を越える論文を発表し、2008年には『高リスク骨髄異形成症候群(MDS)の臨床医マニュアル』を出版されました。

アレックス・A・アジェイ医師(Alex A. Adjei、学術博士、アメリカ内科学士院会員) – アジェイ医師は、米国ニューヨーク州バッファロー市のロズウェルパークがん研究所(RPCI)の臨床研究所で医学部長、また、上級副所長をされています。RPCI癌医療部キャサリン・アン・ジョイア委員会委員長ニューヨーク州立大学バッファロー校医学部の教授もされています。また、米国国立癌研究所(NCI)の委員長と副院長を歴任されました。現在、胸部悪性腫瘍運営員会の委員長をされています。科学誌Thoracic Oncology(『胸部悪性腫瘍』)の編集長であり、国際肺癌学会役員会(IASAC)の役員として活躍されています。アジェイ医師は、実験治療学、および、初期臨床医薬開発に精通されており、2012年、米国臨床腫瘍学会(ASCO)から、初めての「医薬開発研究教授職」という地位を授与されました。前臨床薬学と第一相臨床試験、肺がんのための新治療薬と第二相臨床試験について227つにのぼる論文を発表されました。

「ストラテジア製薬チームが、第一相臨床試験で既に薬効を示しているいくつかの抗がん剤候補の臨床開発を推進していることを嬉しく感じます。ストラテジア製薬には、これらの可能性のある制癌剤候補を開発し続けて欲しいと思います。」と、ヴォンホフ医師は述べておられます。

「ストラテジア製薬が追及する患者さん第一の新薬開発アプローチは素晴らしく、それは、ストラテジア製薬の開発中のパイプラインにある有望な数々の新薬候補開発にも反映されています。」とリスト医師は言われています。

「ストラテジア製薬のMABの一員になれることは、とても名誉なことです。」とアジェイ医師は言われます。 「『患者さんにとり、より有益であるか』ということが、医薬開発における最も重要な判断基準であるとするストラテジア製薬の新しい医薬研究開発アプローチとビジョンは実に新鮮です。」 「ストラテジア製薬が患者さんのために達成しようとしていることに貢献できることは、私にとっても名誉なことです。」

「この三名のMABの先生方から授かる医療的・科学的なアドバイスは、患者さんのためになる新薬の選択とその開発に大いに役立ちます。また、心から新しい治療法を待ち望んでおられる患者さんのためになる臨床的に本当に意味のある新薬の研究開発の質を高めて加速する、というストラテジア製薬のミッションを実現する助けとなります。」 と、トーマス・マイヤーズ博士(ストラテジア製薬、最高医務責任者、医学博士、アメリカ内科学士院会員)は語ります。

ストラテジア製薬とそのMABの先生方は、共に、より効果的な医薬開発のための新しいモデルを駆使し、パラダイムシフトを実現し、患者さんと医療関係者の方々のために製薬業界の未来を変えうると信じています。

ストラテジア製薬について: (Strategia)

ストラテジア製薬は、米国ボストンに本社、また米国ヒューストンに医薬開発センターを持ち、新しい時代のグローバル医薬開発を実現していく総合医薬研究開発会社です。その使命は、新薬開発プロジェクト毎に世界中から最高峰の専門家を集めてチームを結成し、より成功確率の高い新薬開発を実現することにより、患者さんが必要な薬を一日も早くできるだけ安価でお届けすることです。

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テキサス・ライフサイエンスフォーラム

発表内容:E6201 — 難治性急性骨髄性白血病(AML)治療薬候補、チロシンキナーゼ阻害剤

ストラテジア製薬は、ボストンストラテジックス社として、2012年4月にマサチューセッツ州ボストンに本社を設立し、2013年11月にはテキサス州ヒューストン、テキサス医療センター近辺にヒューストン医薬研究開発センターを設立しました。2015年、ストラテジア製薬と改名し、ビジョンをさらに明確にすることで、既存の製薬パラダイムから抜け出し、独自のアプローチで医薬研究開発に取り組んでいます。新しい治療法を必要とする患者さんへ、より早く、より効果的に、より安く新薬をお届けすることを目指しています。

ストラテジア製薬は、国際的エキスパートの少数精鋭新薬開発プロジェクトチームを結成し、製薬会社とバイオテック企業の新薬開発研究を支援します。また、ストラテジア製薬の中核チームメンバーは、ディスカバリーからグローバルマーケットでの認可取得、および、ライフサイクル・マネージメントに及ぶ様々な領域で医薬開発専門知識を有し、その知識と経験、そして、ストラテジア製薬が築き上げたネットワークを最大限に駆使して、新薬研究開発に取り組んでいます

ストラテジア製薬は、日系製薬会社とパートナーシップを築き、米国での新薬開発戦略支援を中心に取り組んできました。アライアンス契約を結んだMDアンダーソンがんセンターをはじめとするテキサス州の医療機関との強い繋がりを構築し、プロジェクトチームのパートナーと共に、常に前臨床および臨床試験研究を積極的に行っています。

また、製薬会社と独占ライセンス契約を結び、その臨床段階の薬剤候補の医薬研究開発も行っています。ストラテジア製薬が研究開発している新薬候補であるE6201は、エーザイ株式会社により転移性メラノーマの治療薬として開発されていた薬剤で、ストラテジア社はエーザイ株式会社と独占ライセンス契約を結び、固形癌および血液癌治療のためのキナーゼ選択的二重阻害剤として研究開発をしています。E6201は、低分子のFms様チロシンキナーゼ3受容体 (FLT3)/マイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)の二重阻害剤で、再発性急性骨髄性白血病および難治性急性骨髄性白血病(AML)の患者さんの治療を目指して、臨床開発を進めています。また、次の薬剤候補のインライセンスを進めています。遺伝子突然変異の患者さん、また、一般的に使われている治療薬が効かない固形癌と血液癌の患者さんたちにとり、これらの薬剤は必要であると信じています。現在、これらの新薬研究開発を支援するために必要な資金を集めています

豊富な知識と経験を持つストラテジア製薬(ボストンとテキサス)のマネージメントチームは、前臨床、製剤製造、臨床開発、FDA申請書提出、メインテナンス、認可、および、ライフサイクル・マネージメントまでの実績を積んでいます。
連絡先:ストラテジア製薬 +1-781-761-0123 (ボストンオフィス電話番号)
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