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16 12月 2014

米国ボストン・ストラテジクス社:テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターと画期的リスクシェア契約を締結、急性骨髄性白血病を含む進行血液がんの患者さんを対象としたE6201の第1/2a 相臨床試験を実施すると発表

ボストン–(BUSINESS WIRE)– (ビジネスワイヤ) — 米国マサチューセッツ州ボストンに本社を置く臨床ステージの総合医薬品研究開発会社 Boston Strategics Corporation(BSC)は、 テキサス州立大学・MD アンダーソンがんセンター(MD アンダーソン)とリスクシェア契約を締結し、急性骨髄性白血病(AML)を含む進行血液がんの患者さんを対象とした E6201 の第1/2a 相臨床試験を同がんセンターで実施すると発表しました。

E6201は、FLT3/MEKの二重キナーゼ阻害剤で、BSCエーザイ株式会社(エーザイ)から独占的開発販売権(がん、ワールドワイド)を取得した新規制がん剤候補化合物. です。BSCはMDアンダ ーソンと協働し、アンメットニーズの高い(新たな治療法が求められる)FLT3 変異型急性骨髄性白血病(AML)患者さんを対象に臨床有効性実証(PoC)試験を実施します。

このリスクシェア契約に基づいて、BSC は投与薬供給、臨床試験実施管理、安全性モニタリングおよび臨床データマネジメント等を提供する一方、MD アンダーソンは自らのリソースを使って臨床試験を実施します。BSC と MD アンダーソンは、新しい治療法を待ち望む進行性血液がん患者さんへのアンメットニーズに応えるという志を共有し、困難な新薬開発の道を共に歩みます。

この MD アンダーソンとの新たなコラボレーションは、患者さんのヘルスケアを大幅に改善する可能性を有する新薬候補の開発のために BSC が提唱してきた「“真の”オープンイノベーション」を実現するためのさらなる一歩となるものです。このような BSC のアプローチは、MD アンダーソンのようなイノベーティブな臨床アカデミックセンターが、より積極的に臨床開発のリスクを共有し、より良い試験結果を共に生み出していく中で、より広範囲に臨床開発プロセスに関っていく機会を提供するものです。「“真の”オープンイノベーション」の柔軟性や協力的なやり方は、MD アンダーソンのようながんセンターを、BSC や BSC の他のグローバルネットワークメンバーと共にプロジェクトを推進する起業家精神に富むパートナーとならしめるものです。

「患者さんのことを第一に考え、サイエンスに基づき、常に新しいことを探求して行くことが大事だと思う価値観を共有しながら、がん治療において世界的なリーダー的存在である MD アンダーソンとこのような新しい形で一緒に医薬品開発ができることは大変エキサイティングで歓ばしいことです。」とボストン・ストラテジクス社の最高経営責任者である古屋圭三博士は語ります。「急性骨髄性白血病の患者さんに有効な新しい治療法を届けるために、日本のグローバル製薬会社であるエーザイとの斬新なライセンスによるコラボレーションに加えて、MD アンダーソンがんセンターのような世界的最高峰の臨床組織と画期的な形で協働できることは、BSC が提唱する「“真の”オープンイノベーション」という新しいコンセプトを実現するための歴史的なマイルストーンとも言えます。すべては、新薬を待ち望む患者さんのためです。」

「私たちの使命は、新薬を患者さんに届けることです。有望な新薬候補でありながら、不幸にも臨床開発がうまく進められない化合物もあります。これらの新薬の卵のポテンシャルを最大限に引き出して患者さんに届けるために、がんのコミュニティーと連携し、BSC との斬新な協働を可能にするための画期的かつ独創的なアライアンスを考案することを決意しました。」と語るのは、MD アンダーソンのビジネスデベロップメント副社長のフェラン・プラット博士です。

テキサス州立大学 MD アンダーソンがんセンター(MDACC)について:
MDACC は、1941 年創設の世界最大級のがんセンターで、2013 年には約 12 万人のがん患者に最新の治療を提供し、そのうち約 7600 人が臨床試験に参加しました。2013 年7月、BSC は同センターと戦略的アライアンス契約を締結し、強力ながん臨床開発能力を確立しました。

連絡先:
Strategia Therapeutics, Inc. ストラテジア製薬
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