ストラテジアの創薬

開発中プログラム例

開発中プログラム例: E6201 – Fms様チロシンキナーゼ-3受容体(FLT3)とマイトジェン活性化プロテインキナーゼ(MEK)の二重阻害剤

ストラテジア製薬は、MDアンダーソンがんセンターとエーザイ株式会社との協働により、Fms様チロシンキナーゼ-3受容体(FLT3)とマイトジェン活性化プロテインキナーゼ (MEK)の二重阻害剤であるE6201の概念実証 (proof of concept:POC)臨床試験を行っています。FLT3変異難治性急性骨髄性白血病 (AML) の患者さんとその他のFLT3変異の癌を持つ患者さんに有効な新薬開発を目指しています。このE6201開発グローバルチームは、ストラテジア製薬が、”True” Open Innovation® (「真の」オープン・イノベーション)プラットフォームを駆使し、医薬品開発のパラダイムを変革することにより、患者さんのヘルスケアを改善している例の一つと言えます。このように、既存の組織に依存せず、少数精鋭のグローバルチームで新薬開発を進めることは、新時代の画期的グローバル医薬研究開発への道を切り開いていくと信じています。

転移性メラノーマ

E6201 (FLT3/MEK二重阻害剤)は、日本のグローバル製薬会社エーザイにより転移性メラノーマのために研究開発されていました。2014年、ストラテジア製薬は、全ての癌の治療薬として、E6201の独占ライセンス契約を結び、転移性メラノーマの患者さんを対象とした第一相臨床試験を引き継ぎました。現在、この臨床試験は進行中ですが、新しい患者さんは募集しておりません。

進行性血液癌

テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンターのゴータム・ボルトカー医師の前臨床試験データより、転移性メラノーマのために開発されたE6201が進行性血液癌に対する薬効の可能性が示唆されました。そのデータに着目したストラテジア製薬は、進行性血液癌の患者さんを対象とした第1相及び前期第2相臨床試験を開始しました。対象の患者さんは、再発性急性骨髄性白血病および難治性急性骨髄性白血病 (AML) 、高リスク骨髄異形成症候群(MDS)、慢性骨髄単球性白血病 (CMML)を含む進行性血液癌と闘う方々です。この臨床試験は、ゴータム・ボルトカー医師(Gautam Borthakur, MD)が治験責任医師となり、テキサス州立大学・MDアンダーソンがんセンター(MDアンダーソン)で実施されています。 詳細については Clinicaltrials.gov をご覧下さい。

文献

Zhang W, Borthakur G, Gao C, Chen Y, Lan YS, Ruvolo V, Nomoto K, Zhao N, Konopleva M, Andreeff M. Activity assessment of E6201, a dual FLT3 and MEK inhibitor, in FLT3- or RAS-mutant acute myelogenous leukemia. Blood 2013; Abstr 2683.